児童相談所経由で迎えた子どもと特別養子縁組が成立しました。養親の瑛子えびすこと申します。
家庭裁判所に特別養子縁組の申し立てをして、約1か月後に呼び出しがありました。
担当調査官の方から電話が入り、日時の約束をして、あらためて書面が送られてくる流れです。
私たちの経験も少しまじえてお伝えします。
家庭裁判所調査面談の服装は?
私たちは特に気にせず、普段着で行きました。
迷うのであれば、スーツ。
そこまでいかなくてもオフィスカジュアル程度(襟のあるシャツにする、ジーンズは避けるなど)が無難かなと思います。
子どもの同席は可能?
事前の電話で子どもをみてもらえる人がいないと事情を説明したところ、子どもを連れて行くことを許可してもらいました。
普通の机とテーブルだけがある面談室で、子どもは退屈。
少しぐずってしまい、交代で抱っこしながら、質問に答えました。
手続きの流れでは、面談の後は家庭訪問。その際は必ず子どもの様子を見られるので、面談のときはあずかってくださる方いるのであれば、夫婦だけでの方がよいのではないかと思います。
面談で質問された内容
申立人や子どもの状況によって、質問内容は大きく変わってくると思いますが、私たちが受けた質問を例として挙げます。
養子を迎えるにいたった経緯
- 結婚した年
- 児童相談所に行った時期
- 里親研修を始めた時期
- 里親登録をした時期
- なぜ養子を迎えようと思ったか
不妊治療関連
まだ不妊治療をしている人もいる年齢だが、これから実子を産むことは考えているか
→不妊治療の経緯を説明
職業・家庭環境
- 仕事内容
- 勤務体系
- 年収
- 持ち家?賃貸?
- 間取り
- 住宅ローンは月々いくら?
他にローンは? - 健康状態
子どもについて
- 子どもの健康状態は?
- 子どもに障害が見つかった場合どう考えるか?
- 子育ての方針は?
どのような考えで子どもを育てていきたいか? - 子どもがいる生活の一日のスケジュールを教えてください。
- 子どもはどんなものを食べているか?
- 好きな遊びは?
親族関係
お互いの両親、祖父母の「養子を迎えたこと」への反応は?
持参するとよいもの
- 母子手帳(コピーを提出)
- 育児日記(食べているものなど子どものことを聞かれたときに見せられる)
- アルバム(かさばるものは家庭訪問のときに、簡単なフォトブックなどを)
- 結婚から子どもを迎えるまでの流れのまとめ
→結婚した日は覚えているが、里親研修・里親登録の時期は正確に覚えていない。
個人情報は児童相談所から送られていなかった様子。
追加で提出したもの
- 保育園の入園承諾書(入園が決定していた)
- 子どもの健診の結果(子どもの健康状態を客観的に表すもの)
- 家の間取り図(子どもの生活を把握するため)
※いずれもコピー
特別養子縁組の手続きや子育てに関する書類関係をファイルにまとめて、全て持ちこんだので、聞かれたときに該当する書面を見せることができて、答えやすかったです。
次の家庭訪問にそなえて、自宅の場所を地図で確認して、終了となりました。
まとめ
特別養子縁組の家庭裁判所に申立てをした場合の面談の質問内容の一例を挙げました。
児童相談所や民間あっせん団体の面接で答えた質問とほとんどが重複していました。
申立ての時期にもよりますが、子どもとの生活が始まって忘れていることも多いので、面談前に夫婦で復習しておかれるとよいかもしれません。
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