「令和元年度養子縁組民間あっせん機関実態調査結果」まとめ 前年度と比較含めて

特別養子縁組の基礎知識

特別養子縁組で迎えた子どもと暮らす、養親の瑛子えびすこと申します。。

令和元年度養子縁組民間あっせん機関実態調査結果が厚生労働省から公表されました。

https://www.mhlw.go.jp/content/11900000/000759102.pdf

調査結果によると、令和元年度の民間団体からのあっせんでの特別養子縁組成立件数は193件。

児童相談所からの委託を含む、令和元年度の特別養子縁組成立件数は711件。

 

調査内容を抜粋し、平成30年度調査との比較を含めて簡単にまとめます。

以前まとめた平成30年度調査の結果はこちら。
https://tokubetsuyousiengumi.com/2020/07/20/minnkann-seiritukennsuu/

 

事業者について(概要)

平成30年度 20事業者
→令和元年度 22事業者

以下の2事業者が追加されています。

・沖縄県 一般社団法人 おきなわ子ども未来ネットワーク
http://okmirai.net/

・生活クラブ風の村 特別養子縁組あっせん事業部 ベビースマイル
https://kazenomura-engumi.jp/

全22事業者のURLリンクつきリストはこちら。
https://tokubetsuyousiengumi.com/2020/04/10/minnkanndanntai-list/

 

養親希望者の年齢

平成30年度

令和元年度
養親希望者の年齢

平成30年度と同様、令和元年も40歳以上45歳未満が最多(養父母とも)

40代(40歳以上50歳未満)が、養父で56%、養母で67%を占める。

 

児童の父母(実親)の年齢

平成30年度
児童の父母の年齢

令和元年度

実母の総数が16%増加。

実父母ともに20代が最多。

未成年(15歳未満+15歳以上20歳未満)の割合は実父で7%、実母で17.7%。
ただし実父は68%、実母は23%が不明。

 

申し込み後の対応

平成30年度

  • 養子縁組をあっせん 201/249件(80.7%)
  • 自ら養育することを選択 36/249件(14.4%)

 

令和元年度

  • 養子縁組をあっせん 221/326件(67.7%)
  • 自ら養育することを選択 28/326件(8.5%)

 

事業者ごとの申し込み状況等について

平成30年度 件数が多い団体順

ストークサポート 51件
Babyぽけっと 45件
ベアホープ 31件
命をつなぐゆりかご 27件
家庭養護促進協会大阪事務所 18件

ここまでで85%

 

令和元年度 件数が多い団体順

ストークサポート 50件
ベアホープ  41件
babyぽけっと 22件
家庭養護促進協会大阪事務所  22件
環の会 13件

ここまでで76.6%

babyぽけっとが45→22件と半減

 

コメント

  1. […] 2021.10.5 令和元年度令和元年度養子縁組民間あっせん機関実態調査結果令和… […]

  2. […] 厚生労働省の調査内容まとめはこちら。 https://tokubetsuyousiengumi.com/2021/10/05/minkan-tjousa-gannendo/ […]