苗字の異なる子どもの銀行口座を作る手続き

迎えてからの手続き

特別養子縁組で迎えた子どもを育てています。瑛子えびすこと申します。

私たち夫婦は養子縁組里親として、児童相談所から特別養子縁組前提で子どもの委託を受けました。

県の児童相談所の方針で、入籍前(養子になる前の里子のあいだ)は児童手当を、子ども本人名義の口座に貯めておくように言われました。

何らかの理由で、委託解除になった場合に子どもに持たせるためだと説明されました。

都道府県によっては、里親名義の口座に振り込まれたままでよいというところもあるようです。

入籍前なので私たちとは名字が違い、口座をつくるのに苦労しました。

どなたかの参考になるかもと思い、その流れを書きたいと思います。

 

どの銀行が作りやすいか

里親専門支援員さんの話では、作りやすい銀行と作りにくい銀行があるとのこと。

近隣に乳児院や児童養護施設があるような銀行の支店は、施設職員など実親以外が通帳を作りにくるケースが多く、慣れているので、スムーズにいくらしいです。

支援員さんからは今までの経験では、三井住友銀行が比較的作りやすいと言われたのですが、わが家からは少し距離があったので、やめました。

いちばん近いゆうちょ銀行で作ってみることにしました。

 

口座開設に必要だったもの

児相の担当さんからは、委託通知書里親登録証があれば大丈夫だと思いますと言われていましたが、それだけではだめでした。

局員さんがセンター(中央で管理する部門?)に電話確認すると、入籍後まで口座開設は難しいとの返事。

入籍まで1年くらいかかります、どうにかなりませんか?とねばると、再度電話してくださり、保険証があればいけそうですと言われました。

児相からの委託の場合、受診券という一般の保険証にあたるものが支給されていたので、それを取りに帰りました。

委託通知書、里親登録証、受診券、いずれもコピーをとられました。

時間はかかりましたが、どうにか口座開設の申し込みできました。

夫が育休をとる前だったため、生後数ヶ月の赤ちゃんを連れての手続きは正直、骨が折れました。

 

申し込み後の流れ

通帳の郵送

後日、通帳が簡易書留で郵送されてきます。

局員さんから苗字が違うと配達してくれないと聞き、子どもの名前で転居届を出すことを勧められ、出しました。

また、子どもの入籍前の苗字を書いて、表札の下とポストに貼りました。

通帳は1週間ほどで届きました。

 

キャッシュカードの郵送

キャッシュカードも同様で、自宅に送られてきます。

受け取らないと口座自体が使い始められませんので、苗字の紙はしばらく貼ったままにしてました。

こちらは申し込みから2〜3週間程度で届きました。

 

まとめ

里子の口座開設に必要な書類は

  • 委託通知書
  • 里親登録証
  • 受診券

他にも関係がありそうな書類は全て持参してもよいかもしれません。

転居届の提出、里子の苗字の掲示もすると確実だと思います。

 

 

コメント

  1. […] […]